この記事では「そうだったのか!療育に時間がかかるわけ」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 そうだったのか!療育に時間がかかるわけ
この章では「そうだったのか!療育に時間がかかるわけ」というテーマを「療育とリセット」と「成長のポイント」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 療育とリセット
この記事では療育をおこなっている支援者は皆1度は経験があると思う事がテーマになっています。それは「リセット」です。リセットとはどういうことかというと、例えば週1回しか利用していない子どもに例えるとわかりやすいのですが、せっかくできるようになったことも翌週に来所した時には忘れて出来なくなってしまっている。ということです。
これは子どもが自分の意思で忘れようとしたり、ふざけてやる気がない訳でもなく、しょうがないことでもあります。「それでは療育をおこなう意味なんかないじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、ポイントを抑えることによってしっかりと子どもの成長へと繋げることが出来ます。次項目ではその辺をもう少し考えていきましょう。
療育をおこなう際に「この間出来たのになんで出来ないの?」「こんなの簡単に出来るでしょ?」と言った声かけを耳にしたことがあります。
子どもはリセットするという事を頭に入れておけば、このような言い方で子どもの自己肯定感を下げることはないでしょう。
1-2 成長のポイント
この項目では具体的に成長のポイントとなる部分を考えていきたいと思います。
①療育の頻度を増やす
1週間おくと忘れてしまうのであれば、3日に1回、2日に1回と単純に療育を受ける回数を増やすことが考えられます。
そのためには保護者様に理解をして貰って、保護者様に協力していただく必要がありますね。
②連携と支援の統一
保護者様と連携をとって、今日できたこと、今日できるようになった支援の方法などを共有し、事業所に来れない日も家や学校で同様の支援をすることも1つの方法でしょう。
自宅に関しては他の家族もいたり、本人もリラックスする場でもあるため難しい面はありますが、出来ることはやっていきたいですね。
2 まとめ
さて、ここまで「そうだったのか!療育に時間がかかるわけ」という事で「療育とリセット」と「成長のポイント」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
療育とリセットというのは密接に関わっていて、療育をただ受ければ良いのではなくて「継続」や「頻度」が成長のポイントとなることが分かったかと思います。
また、私は過去に「子どもの成長は3歩進んで2歩下がる│コラム」や「療育は習慣にした者勝ち│コラム」や「やっていないではなくて出来ない│コラム」や「ちょっと待って!?出来ないのは支援者のせい?│コラム」や「導いて!子どもはやり方を知らないだけ│療育プログラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。