この記事では療育の現場での「段取り力」ということで、特に「下調べ」と「根回し」について考えていきたいと思います。
ビジネス用語でいう所のコンセンサスといったところだと思います。
1 段取りについて
この章では「お仕事の仕方」で重要なポイントである「段取り力」について紹介していて、このポイントを抑えて「段取り力」を上げていくだけで、仕事がスムーズになると思います。
1-1 下調べ
これに関しては業務全般に言えることですが、分からないで終わらせないで「調べること」が重要になります。
しかし、ここでお伝えしたいことは「分からないことを調べて、問題を解決する」だけでなく「予測して調べる」ということです。
そうすることで「分からない」と悩んだり、立ち止まる時間が省けて効率よく働く事が出来るでしょう。
普段から勉強したり、アンテナを張って情報を入れている人と普段何もしていない人を比べた時「調べる」という工程が少ない前者の方が、仕事がスムーズに進むと考えます。
1-2 根回し
「悪い意味」で使われることが多かったり、日本人の気質から敬遠されがちなのですが、決して悪いことではありません。
株式上場や選挙ではないので、予め情報を提供して皆の気持ちを集めておいていいんです。
むしろそうすることで、その内容の理解が深まり、その後ミーティングや研修をした時にも話しが伝わりやすくなるでしょう。
私はこれも「段取り力」と考えていて、予め答えや方向性を各々の気持ちの中で統一していれば、
例えば管理者や経営者に何かを訴えたい時にも「根回し」をしておいて、皆の意見として伝えることで訴えのパワーが増しますね。
2まとめ
さて、ここまで「段取り力」ということで「下調べ」と「根回し」について考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
お仕事をする上で他にもポイントはあると思うのですが、今回は個々の能力を上げる「下調べ」と、皆をまとめる「根回し」というところで、違う角度からアプローチしてみました。
どちらにも共通して言えることは、誰かに何かを説明したり伝える際に「説得力」が増すということです。
「下調べ」をして根拠を持った内容を「根回し」しておいた、他のスタッフも巻き込んでみなの意見として伝えた意見と、思いつきの意見とどちらが響くか、答えを書く必要もないくらい答えは明白ですよね、前者です。
「段取り力」は「計画力」です。「下調べ」も「根回し」も計画無くしては上手くまとめることは難しいでしょう。
一手先、二手先を考え、計画的に物事に取り組み、進めていきましょう。