この記事では「療育は小さなことを大切に」と言うことで、療育で大切にするべき本質について記事にまとめていきたいと思います。
是非、最後までお読みください。
1 療育は小さなことを大切に
この章では「療育は小さなことを大切に」というテーマを「流されずに約束を守る」と「積み重ねることの意味」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 流されずに約束を守る
子どもと決めた約束やルールを大人の都合で特例を作ったり、ちょっとした事だからと無かったことにしてしまう支援者を本当によく見かけます。
「約束は守りましょう」って、子どもに対してと同じような声掛けをスタッフ間でもしなければならないのは、中々考えさせられます。
なぜ出来ないのか私には理解し難いのですが、よく観察していると「忘れてる(考えてない)」や「子どもに言い負けてる」「信念がなくブレてる」といった方々が多いように感じます。
下記の過去記事にもありますが、大人の都合を療育に持ち込んでしまうと誤学習してしまったり、信用を失ってしまいます。絶対にブレてはいけないんです。
過去記事「ブレない療育をしていこう」「大人の都合は誤学習の始まり」
も併せてお読みになり、是非参考にしてください。
1-2 積み重ねることの意味
前項目では「誤学習」「信用を失う」などマイナスの観点から見てきましたが、ここでは積み重ねることでの効果をみていきましょう。
小さなことをスモールステップでコツコツとおこなうことは、成功体験を積み重ねることになり、自己肯定感が上がり、自信がついてきます。
それを友達に教えたり、見本となることでまた更に自己肯定感が上がっていきます。小さな課題だからこそ結果が出やすく、短期間で頑張った成果が出るので子どもからしたらやりがいがありますね!
そして1つの成功体験は他の課題でも良い影響をもたらし、自信を持って取り組む子どもは「怖いものなし」になるなのではないでしょうか。
2 まとめ
さて、ここまで「療育は小さなことを大切に」という事で「流されずに約束を守る」と「積み重ねのことの意味」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
私はそもそも小さいことをちゃんと出来ない人は大きなことも出来ないと考えています。大きなことには小さな事が集約されているからです。
前章で書いてきたように、療育にとって小さな事はとても大切なんです。小さなこと、身近な事だから子ども達も理解しやすかったり、やらなきゃいけないと思える部分もあります。
だからこそ誤学習しやすく、簡単に間違った方向へ進んでしまいます。小さなことだからと蔑ろにせずに、大切な療育として取り組んでください。