この記事では「発達のターニングポイント」ということで、発達の節目となるタイミングを私の現場での経験からまとめていきたいと思います。
このタイミングを知ることで、より効果的に療育をおこなうことが出来ます。
1 発達のターニングポイントを知ろう
発達のターニングポイントとは、言い換えると「成長のきっかけ」と言えるかも知れません。
1-1 ターニングポイント
この項目では、私の現場での経験を踏まえて、具体的に発達のターニングポイントとなる場面を紹介していきましょう。
①進級・進学
物理的にも数字的にも分かりやすく環境が変わるため、本人も意識しやすいですね。
②壁を乗り越えた時
課題だったことが、ある日ふと出来ることがあります。そのタイミングを逃さないように必ずキャッチしたいですね。
③後輩ができた時
進学と似ていますが、ここでは対人ごポイントになります。年下の子に教えてあげたり、カッコイイ見本になりたいなど、人の目を意識するタイミングです。
と、ここまで具体例を挙げてきましたが、結局の所は「本人の意識次第」だということです。最初から本人が意識できていれば、発達のターニングポイントなど意識しなくても良いかもしれません。しかし、大人もそうですが「きっかけ」がないと新しいことを始めるのは難しいですよね。
なので、上記に挙げた具体例以外にも、本人が意識を変えやすいタイミングであれば、それがターニングポイントになり得るということです。
1-2 ターニングポイントの活かし方
私自身はターニングポイントは積極的に療育に活かしていくべきだと考えています。
子どもが行動する前から「さすが、3年生!」「やっぱり小学生になると違うなぁ」などの声掛けをして、行動する前提で褒めることを始めています。
2 まとめ
さて、ここまで「発達のターニングポイント」ということで、私の経験から考えてきましたが、いかがだったでしょうか?
具体例から活用法、またABAや般化といった所への繋がりなども確認してこれたのではないでしょうか?
子どもが自分自身で成長のタイミングを合わせたり、自身で意識改革をおこなっていくのは非常に難易度が高く、そこまでを望むべきではありません。そのために保護者様も含めて、私たち支援者がいるということを再認識して頂きたいと思います。
「子ども達の将来を見据えた療育」をおこなっていくためにも、この記事にあるターニングポイントを意識して、より効果的に支援していきましょう。