この記事では「落ち着ける場所、それは変わらないこと」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 落ち着ける場所、それは変わらないこと
この章では「落ち着ける場所、それは変わらないこと」というテーマを「変わらない場所とは」と「落ち着ける場所の価値」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 変わらない場所とは
子ども達の居場所を作るというのは、我々支援者の仕事の一つであると私は考えていますが、落ち着ける場所とはどのような場所でしょうか。
落ち着ける場所にも色々な面があると思うのですが、ここで取り上げるのは「変わらない」ということです。変わらないということは、ある意味子どもの期待に答えることだと私は考えています。どういうことかと言うと、子どものは事業所がどういうものか覚えていてイメージしています。
そのイメージを持って来ているのに変わってしまっていたら、子どもは期待を裏切られ、動揺し、落ち着かなくなってしまう可能性があります。そもそも子どもの多くは環境の変化に強くありませんので、尚更気を付ける必要があるでしょう。
変わらないということは安定感と安心感を与えることが出来ます。それがベースにあることが良い療育へと繋がるでしょう。
1-2 落ち着ける場所の価値
落ち着ける場所のを提供することにはどのような価値があるのでしょうか?前項目でも書いていますが、落ち着ける場所には安定感や安心感があり、その環境で子どもが落ち着いて過ごすことで療育を受けやすい環境になります。
またそれだけでなく落ち着いて過ごすことで、パニックになったりテンションが上がりすぎることを防いだり、事業所内のスペースで見ても、感情をコントロール出来なくなった時にも落ち着ける場所に行くというルーティンが感情のコントロールを手伝ったりすることが出来ます。
より良い環境を提案し、作り、進化していくことも必要ではありますが、変わらないことにも価値があります。どちらにしても固定概念や1つのことにこだわり過ぎず、何が子どものためになっているのか、何を優先して守るべきかを考えていきたいですね。
特に自閉傾向の強い子などは特に、落ち着ける自分自身の居場所が必要になりますので、安心を提供していきたいですね。
2 まとめ
さて、ここまで「落ち着ける場所、それは変わらないこと」という事で「変わらない場所とは」と「落ち着ける場所の価値」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
変わらない場所というのは子どもに安心や安定感を与えることができ、それがベースにあることでより良い療育に繋がったり、感情のコントロールやパニックになることを防ぐことも出来る優れた面がある事がわかりました。
また私は過去に「子どもを輝かせる場所│コラム」や「信頼関係を作ろう│コラム」や「最も大切なのは安全管理│コラム」や「子どもが1番望むこと│コラム」や「子どもが通所を嫌がる時どうする?│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から書かれた記事を併せて読むことでより理解が深まると思うので、是非リンクからお読みください。