この記事では「波長が合うとは?子どもとの波長の合わせ方」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 波長が合うとは?子どもとの波長の合わせ方
この章では「波長が合うとは?子どもとの波長の合わせ方」というテーマを「波長が合うとは」と「波長を合わせるヒント」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 波長が合うとは
療育のお仕事をしていていつも思うことがあって、特に自閉傾向の子に多いのですが「波長が合う相手がいる」ということです。波長が合うというのは、一般的に「気が合う」「仲良し」という感じよりももっと自然で潜在的なものと言えばいいのか「落ち着く」「自然体でいられる」と言う方が近いかもしれません。
それは大人や子どもなど年の差や性別は関係なく、何もしてないのに自閉の子が寄ってくるスタッフや、友だち同士でもゴロゴロとくっついていたりするのをよく見ます。
実は私もどちらかと言うと波長が合うタイプの人間で、自閉の子達と仲良くさせてもらってます。特別なことをしているわけではないのですが、よく考えてみると無意識下で意識していることはありますので、波長が合うと言うよりはそれがポイントなのかも知れません。
皆様の中にも自閉の子達と波長が合ったらいいなと思う方はいると思いますので、次項目では私が無意識下で意識していることをまとめていきます。
1-2 波長を合わせるヒント
前項目でも書いたように、私が無意識下で意識していたポイントをまとめていますので、対応の際のヒントになればと思います。
①あえて何もしない
私は子どもがこちらに興味を持つまでは隣に座っていても何もしないことがあります。それはその場というか、空気に溶け込むというイメージです。
②適度な刺激を与える
例えば、ちょっと膝をくすぐるなどすると子どもは「はっ!」とした顔をして「くすぐったくて嫌だけど、もう1回やって?」というように私の手を引いて催促します。やりすぎるとまた違う問題が出てきますし、本当に嫌がられては意味がありません。
③理解する
1番難しいとは思いますが、1番距離が縮まるのは「子どもの訴えを理解する」ということです。やはり大人でもそうだと思いますが自分の伝えたいことが伝わるかどうかはコミュニケーションを取る上で大切ですよね。
今回は代表的であろう3つの例を紹介してきました。
これだけでやって結果はどう?ではなく、相手と向き合いながら何を求めているのか、何をしようとしているのかという考え方でいることで、相手との波長が合っていくのかもしれませんね。
2 まとめ
さて、ここまで「波長が合うとは?子どもとの波長の合わせ方」という事で「波長が合うとは」と「波長を合わせるヒント」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
波長が合うということは、単に気が合うだけでなくもっと潜在的なものであるということや私が無意識下でおこなっていた、自閉傾向の子と関わる際のヒントが分かったかと思います。
また、私は過去に「落ち着ける場所、それは変わらないこと│コラム」や「不安定な子どもへの関わり方│コラム」や「PECS(ぺクス)ってなに?│療育プログラム」や「診断名に取り憑かれない療育者になろう│コラム」や「責任転嫁?結果は子どものせいじゃない│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。