お買い物の練習をさせてあげたい。
事業所の日々の活動を増やしたい。
上記のように子どもの療育活動を増やしたいと考えている皆様に、私が児発管として現場でおこなっていた療育の1つをご紹介します。
1 お買い物チャレンジ
このプログラムは過去記事の「駄菓子屋さんごっこでお買いもの練習│療育プログラム」で紹介したプログラムのステップアップしたアレンジプログラムになっています。
1-1 準備・流れ
このプログラムでは事前準備が必要になってきます。他ののプログラムと比べると保護者様の協力が必要だったりしますが、協力して準備していきましょう。
①買い物先を決める
これは事前に決定しておき、下記の保護者様アンケートの際に伝えて置く方が、保護者様もイメージしやすくて良いでしょう。
ヨーカドーやイオンのように店舗が大き過ぎたり、階がわかれていると大変かな?など、事前にシュミレーションしておきましょう。
②保護者様にアンケートをとる
上記で決定した「買い物先」をお伝えし、そこで買えるものを決めて頂きます。
私が当時おこなっていた時は、アンケート用紙を用意したりせずに連絡帳と送迎時の口頭での案内を併せておこなっていました。
③「買うものメモ」と「お金」を持参して頂く
当日は敢えて保護者様に書いて頂いたメモとお金をお財布に入れて持参して頂いています。
メモに関しては事業所で用意しても良いのですが、私の見てきた感じだと「やはりモチベーション」が違っています。
④買い物にいく
頂いた買い物メモを集計して、一緒に行動するグループやスタッフをしっかりと決めておきます。
迷子や離脱の可能性があり危険を伴う事なので、簡単に考え過ぎずに「念には念を入れ」準備しましょう。
1-2 注意点
前章でも少し触れていますが、注意点がいくつかあります。せっかくの楽しい療育の中で、イヤな思いや、怖い思いをさせないように気をつけて臨みましょう。
①事前準備の抜け
アンケートの回収、当日の持ち物などその場では対応しきれないような準備もあるので、全体の流れを把握して準備しましょう。
私も小学生の時に経験がありますが、皆がやっていることを出来なかったりするとすごく寂しい気持ちになります。
子どもの為にも事前の準備をしっかりとおこないましょう。
②買い物する品、量
これは季節や事業所の環境などもあると思いますが、例えば「アイス」だとか「夕飯のお刺身」買ってきて欲しいだとか「キャベツと鶏肉と牛乳と…」となると冷蔵庫にも入らないし、対応しきれない事を想定しておきましょう。
事前にルールを決めてお伝えする事が大切です。「言わなくてもわかるよね」と保護者様に委ねるのではなく、事業所としての考えを事前に伝えられるのがベストだと思います。
③迷子・離脱
これは上記でもお伝えしましたが、しっかりとグループ分けや担当を決めることである程度リスク軽減する事は可能です。
対策をして回避出来ることは、必ず回避出来るようにしていきましょう。
スタッフの人数が少ない場合や、見きれなさそうな場合は「2便に分ける」など工夫しましょう。
④責任の所在
これは買ってくるものに関しての責任なのですが、基本的には「子どもが選んでいいもの」にしてもらう事でリスク軽減できています。
保護者様には、一緒に行ったスタッフが決めるのではなく、あくまで「子ども」が決めて買うことに意味があるとお伝えしています。
例えば実際にあった例で「学校の上履きを買ってきて欲しい」と言われ「子どもが良ければなんでもいい」という事がありました。
子どもは、自分で決めた良いものを買うことができ大変満足して帰りましたが、お母様的には「先のことを考えて少し大きめが良かった」そうで、後日お母様が個人的に交換に行ったそうです。
この事でクレームもなければ、プログラム自体には感謝されていました。
お金を持参して頂く事もあり、上記の事例のように交換に行かれる事もあるので「お釣り」と「レシート」は必ず確認して返却しましょう。
2 まとめ
「信頼関係」と「療育への理解」がキーポイントだと思います。これはあくまで「子どもに対する療育で、お母様の買い物の代替支援ではない」とわざわざ説明はしていませんが、そこに対する信頼関係が出来ていれば、今回のような時にクレームには繋がりにくいでしょう。
それに加えて事前説明がある事で「全体の信頼」に加えて「このプログラムに関しての信頼」も得ることが出来ると考えています。
事前の準備が必要なプログラムではありますが、後日「この間、買いに行って貰ったもので一緒に料理したよね!」「今度は1人で行けるかもね!」など、親子の楽しそうな会話を聞くと「やった甲斐があったな」と思えます。
皆様も是非、時間を調整して取り組んでみて下さい。
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