この記事では「なぜ!?子どもを褒める意味」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 なぜ!?子どもを褒める意味
この章では「なぜ!?子どもを褒める意味」というテーマを「怒るとどうなる」と「褒めるメリット」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 怒るとどうなる
子どもや他人がやるべき事を出来ていなかったり、約束を守れなかったりした時についつい感情的になって、大きな声で注意をしたり「怒り」の感情を表に出してしまうことがありませんか?
療育や発達支援について学んでいる人はほぼ全ての人が「子どもを怒ってはダメ」「褒めて伸ばす」というように言われてきたかと思います。その理由を考えていきましょう。
①自己肯定感の低下
怒られることで子どもは「自分はダメなんだ」と、自己肯定感が下がり成長を妨げる原因となる可能性があります。
②怒られることになれてしまう
最初のうちは怒られることで「怒られたくないから気をつけなきゃ」と意識をするのですが、子どもは怒られることになれてしまい同じトーンでは効果が薄くなります。更に強く言わないと効かなくなりますますヒートアップし、子どもにも支援者にも負担となってしまいます。
怒って伝えようとしても、子どもはなぜ怒られているのか分かっていないことの方が多く、正に怒られ損になっている事が多く見られます。なぜ注意を受けているのかを伝えることが大切ですね。
1-2 褒めるメリット
褒めることの最大のメリットは、怒ることの真逆だと考えて良いでしょう。それは「自己肯定感が上がる」「成功体験を積める」「自分に自信が持てる」といった、自分の言動が正しいと肯定し認められ「次もやってみよう」と思えるところにあると思います。
また自分の存在意義を確認することで、ここは自分の居場所なんだという安心感を持て、それが信頼に繋がっていくと感じています。そして支援者の行動を真似したくなる子どもは、ポジティブな言葉や相手を認める言葉を真似し、事業所の雰囲気も変わっていくのではないでしょうか。
褒めるのは意識していないと中々自然にできることではありません。それなりのエネルギーとスキルが必要なので、日頃から意識して取り組むことが大切ですね。
2 まとめ
さて、ここまで「なぜ!?子どもを褒める意味」という事で「怒るとどうなる」と「褒めるメリット」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
子どもを怒ってしまうことで出てくる問題点に、子どもは怒られることになれてしまうことや自己肯定感が下がりパフォーマンスが悪くなってしまうこと、また逆に褒められることで得られるメリットが具体的に分かったかと思います。
また、私は過去に「良い所を伸ばす療育│コラム」や「厳しさと優しさの関係性│コラム」や「成功体験は誰でも出来る│コラム」や「自信を持てる環境での強さ│コラム」といった、関連記事を書いています。違った角度から見ることで更に理解が深まると思いますので、是非リンクからお読み下さい。