この記事では「好きを形に!なぞり描きとプラ板」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 好きを形に!なぞり描きとプラ板
この章では「好きを形に!なぞり描きとプラ板」というテーマを「お絵描と療育」と「お絵描きの可能性」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 お絵描きと療育
お絵描きと療育は切っても切れない縁があると私は思っているのですが、どういったところが療育に向いているのかポイントを整理していきましょう。
①好きを形に出来る
学習や運動と違って好きな事と向き合うことができ、それを形にして残すことが出来ます。結果を形に残せるというのは達成感を感じやすい要因ですね。
②好きだから集中出来る
イヤイヤしている時より、好きなことをしている時の方が時間が短く感じるという経験は誰もがしたことがあると思いますが、それは集中出来ているからですね。
③単純に楽しい
「漢字を覚えるためになぞり書きする」や「計算を覚えるために繰り返し問題を解く」など「やらなきゃいけない」というプレッシャーを感じにくく、楽しんでやっていることが成長に繋がるのが良いとこですね。
なんとなく、お絵描きが療育と繋がっているという理由が分かってきたのではないかと思いますが、次項目ではお絵描きのヒントになるようなやり方を紹介してみたいと思います。
1-2 お絵描きの可能性
前項目の最後にも言っていますが、この項目ではお絵描きのヒントとなるような、バリエーションを紹介出来ればと思います。
①なぞり書き
私の事業所ではトレース台を買って、写し絵をしています。単純ななぞり書きでは難しい、レベルの調整やグレーの下書きが見えてしまうと言ったクオリティを下げる心配もなくとてもオススメ出来ます。
以外と安価で買えるので、事業所に1台はあっても良いと思うものの一つです。
②プラ板
なぞり書きや写し絵から発展して、もう一段階プログラムっぽくするのであればプラ板ではないでしょうか。
単純にこれも写し絵ですが、最終的にキーホルダー等の形に残せるので、色をつけたり、丁寧に描いたり、よりクオリティを高めようとしています。
③ペンタブ
私の事業所では、絵の上手な子の周りに集まって絵を描いているのをみんなで見るのを自然と楽しんだりしているので、PCにプロジェクターとペンタブを繋いで、その子が描いているものが壁に大きく映し出されるように工夫してみました。
描いている方も皆に見られ、褒められて嬉しくなり、皆も見やすくて楽しんでいます。
もちろん、紙に絵を描くのもとても良いのですが、絵を描くスキルと何を描くか想像するスキルはまた別のものになります。
ただ紙を渡すだけでなく、題材を一緒に考えたりヒントを与えたりする必要も考えておきましょう。
2 まとめ
さて、ここまで「好きを形に!なぞり描きとプラ板」という事で「お絵描きと療育」と「お絵描きの可能性」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
お絵描きが療育にどのように関わっているのか、それがどのように成長に繋がっているのか、またお絵描きの手法や療育に使うためのヒントが分かったかと思います。
また、私は過去に「なぞり絵の勧めと効果│療育プログラム」や「絵が泳ぎ出す!?不思議な実験│療育プログラム」や「プラ板作りを療育に│療育プログラム」や「板書の苦手はこれで克服!?│療育プログラム」や「ちぎり絵の魅力と効果│療育プログラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。