この記事では「初歩的だけど忘れがち!スケジュールを伝えよう」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 初歩的だけど忘れがち!スケジュールを伝えよう
この章では「初歩的だけど忘れがち!スケジュールを伝えよう」というテーマを「スケジュールを伝える意味」と「スケジュールの伝え方」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 スケジュールを伝える意味
療育をおこなう時は一日のスケジュールを子ども達に伝える必要後あると思っていますが、それはなぜでしょうか。具体的に見ていきましょう。
①不安を取り除く
子ども達の中には今何をすればいいのか、この先何をするのかが気になって不安になってしまう子が非常に多く、予め予定を伝えることでその不安を解消させることが出来ます。
②約束をする
予め予定を伝え、今日はこのスケジュールで行動するという、ある種の約束をします。今突然言われるよりも根拠のある話しが子ども達と出来るはずです。
③振り返りが出来る
どのような伝え方をするかにもよりますが、子ども達が一日のスケジュールを振り返り反芻することが出来ます。それにより、忘れ防止になったり思い出すきっかけとなります。
では、スケジュールをどのように伝えるのが良いのでしょうか。次項目では数パターンを挙げて考えていきましょう。
1-2 スケジュールの伝え方
前項目でも書きましたがこの項目では、子ども達にどのようにスケジュールを伝えていくかを考えていきましょう。
①大きく掲示する
マグネットなどでホワイトボードに貼り、しっかりと時間も明記しましょう。また「今はこの時間です」というのが分かるように「今ここ」と分かるマグネットを移動させたり、終わったものを剥がすというのもポイントになります。
②口頭で伝える
そのままですね。しかし視覚優位の子に対して口頭だけでは伝わるはずもないので「さっき言ったよね?」は通用しないと考えるべきです。子どもに合わせた伝え方を考えたり、合わせて伝えることも大切です。
③文字で書く
私は以前は、ある程度出来るグレーゾーンの子ども達には、始まりの会で紙を配って自分で予定を書いてもらっていました。この方法だと基本ベースは同じなのですが、個別にスケジュールを組むことが出来ます。
まだまだ他にも色々な方法があり、これじゃないといけないと言った決まりはありません。
ただ、支援者本意にならないように子ども達に寄り添った支援をおこないましょう。
2 まとめ
さて、ここまで「初歩的だけど忘れがち!スケジュールを伝えよう」という事で「スケジュールを伝える意味」と「スケジュールの伝え方」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
なぜスケジュールを伝えなくてはいけないのか、それは子ども達が過ごしやすくなるための準備であるということ、またどのような伝え方があるのか、そのヒントが分かったかと思います。
また、私は過去に「やってみよう!家庭での療育法│療育プログラム」や「使いやすい!これが構造化│療育プログラム」や「メリハリは大事!切り替えのポイント│療育プログラム」や「伝えてる?時間管理をしよう│コラム」や「挨拶から始めよう!切り替えのタイミング│療育プログラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。