療育に「大人の都合」を持ち込まない│コラム

運営者:田中
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本日は「大人の都合」について考えていきたいと思うのですが、これは事業所での支援での事と考えて頂きたいと思っています。

 

というのも、ご家庭では大人の生活の場でもあり「大人の都合」があって当然だからです。

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1 大人の都合を持ち込まない

「大人の都合」については様々な種類があると思うのですが、療育の主役は子ども本人という事を忘れていることが原因なことがほとんどです。

今回の記事でも事例と併せて解説していきたいと思います。

1-1 大人の都合

私が前に勤めていた事業所では、先の見通しをたてるために「スケジュール」を掲示していました。しかし管理者は月末の事務仕事に集中していて活動の時間になった事を気付かず活動の時間を過ぎてしまいました。他スタッフも「うっかりしてた」とのことでした。

子どもは始まりの時間が違うこと、活動の時間が短いことによりパニック寸前、スタッフもバタバタとしていつもより雑な対応になっていました。

上記の事例は氷山の一角で、まだまだ挙げればキリがないでしょう。

子どもの療育をおこなうことが目的で、それにより報酬を頂いている事業所で「子どもを二の次にしてしまう」のは間違っていると思います。

ただ冒頭でも書いたように、それが「ご家庭で」となるとまた違ってきます。

場所が変わっても同じ事は言えるのですが、ご家庭の場合は「支援者の生活の場」でもあるということです。

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当事者である子どもを優先するばかりに「両親」「兄弟」は我慢し続けなくてはならないのか?私はそれもまた違うと思っています。

1-2 対処法

対処法に関しては「意識すること」で大半はクリア出来ると思っていて、スタッフ間の声掛けや、場合によってはタイマーわメモも有効でしょう。

ツールを使って対処出来ることもありますが、極論「子どもファースト」の意識がなければ違う場面で違う過ちを繰り返すでしょう。

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まずはしっかりと意識付けをした上で、補助的な意味合いでツールを使っていくのが良い選択だと思います。

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2 まとめ

今回は「大人の都合」をテーマに療育の仕方を考えてきましたが、いかがだったでしょうか?

私自身も何かの拍子に「ちょっと待ってー、今〇〇してるから!」なんて言ってしまい「ハッ」とする事があります。誰にでも失敗はあると思いますし、それは「絶対悪」ではないと思っています。

子どもに対してもよく言っているのですが「失敗してもいいから原因を考えて、次にどうしたらいいのか考えよう」つまり「トライアンドエラー」でいいんです。

細かいことではありますが、皆様も意識して良い療育を届けていきましょう。

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