この記事では「動画に依存する子ども達」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
是非、最後までお読みください。
1 動画に依存する子ども達
この章では「動画に依存する子ども達」というテーマを「なぜ依存するのか」と「動画との付き合い方」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 なぜ依存するのか
色々な説があり明確にこれだけ!と言えないのですが、今回は2つの要因を紹介していきたいと思います。
①欲求を満たす快楽
動画を観たいという欲求が満たされることで、ドーパミンが出て依存性が高まるという説もあるくらいなので、子どもが依存してしまうのは必然なのかもしれませんね。
どの部分まで許容するのか、線引きをしてルールを設定しておく必要はありますね。
②時間の感覚
子ども全般に言えることではありますが、療育を必要とする子ども達は特に時間に対する感覚が大人とは違います。時間に対する感覚が育っていないこともあり「じゃあ30分ね」といってもそれがどれくらいか分かっていません。
また大人でも楽しいことは早く時間が過ぎ、つまらない事は時間が経つのが遅く感じるように子どもも例外なくそれを感じていますよね。
1-2 動画との付き合い方
私は過去記事で「スマホ育児はやむを得ない場合もあり、セルフレスパイトのようなもの」といったニュアンスで記事を書いたこともあれば、事業所では「ルールを決めて活用することでSSTをおこなう」と書いたこともあります。
その方針は基本的には変わってないのですが、絵本などと比べても圧倒的な情報量を得られる動画なので、そのまま終わりにしては勿体ないと考えています。出来るだけアウトプット出来るように、どんなキャラクターが出てきたのか、どんなお話だったのかなど、出来るだけお話を聞き出してあげたり、気に入った場面を絵に描いたりして欲しいと思います。
過去の関連記事として「療育の現場でのYouTubeの活用法│療育プログラム」や「動画を見せて全て解決!これでいいの?│コラム」をご紹介しておきますので併せてお読み頂ければ、よりわかりやすいかと思います。
2 まとめ
さて、ここまで「動画に依存する子ども達」という事で「なぜ依存するのか」と「動画との付き合い方」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?過去の関連記事も併せる事で子どもがなぜ動画に依存するのか、動画との付き合い方がより分かったかと思います。
子どもに時間の感覚を教えるのは中々難しく、タイマーやデジタル時計だとやはり時間の感覚が分からず、突然時間が来たような感覚になってしまいます。アナログ時計のように始まりから終わりまでが視覚化されていて、残りの時間が見えるような形をとり「今は長い針が12だけど6になったら終わりだよ」などの方法がいいと思います。
それでも時計を見ること自体を忘れてしまう可能性もありますので、やっぱり定期的に声をかけることが必要ですね。