この記事では「最初が大事!新規利用児の対応│コラム」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 最初が大事!新規利用児の対応
この章では「最初が大事!新規利用児の対応」というテーマを「新規利用児の目標」と「新規利用児の対応」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 新規利用児の目標
4月はもっとも利用児に動きがある時期ではないでしょうか。新規利用児が入ってくるのはもちろん、その中には新一年生など事業所外でも新しい門出を迎えている児童も多いと思います。
そんな新規利用児にまず掲げる目標はなんでしょうか。私は新規利用児の個別支援計画には必ず入れるものがあります。
①事業所になれる
自宅や学校だけでない、自身の居場所作りをする
②コミュニケーションを取る
挨拶や会話を通して指導員やお友達とコミュニケーションを取る
③事業所のルーティンを身につける
来所したら荷物を置いて手を洗うなど、事業所で決まったルーティンを覚えていく
新規利用児の個別支援計画には余程のことがない限り、基本的には上記のような目標を取り入れています。実際には個別に合わせてもう少し肉付けはしています。
個別支援計画は最長6ヶ月で更新時待っているだけで、目標を達成すれば早く更新することは問題ありません。
簡単な目標ですが、大切なことなのでこういう目標から入り個別にじっくりとモニタリングした上で、具体的な支援計画に移る方が良いでしょう。
1-2 新規利用児の対応
基本的には個別支援計画や目標に沿った対応をするということになってしまうのですが、最初が肝心だからといって詰め込みすぎるのは考えものですね。やはり、事業所に慣れ安心して過ごせるようになってから具体的な課題や療育と向き合っていくといったスモールステップで進むべきだと考えています。
しかし、慣れるためならなんでもいいのかと言えば、またそれも違いますね。ルールは守らなければならないし、誤学習してしまうことにもなります。そのためにはルールを明確にし、子ども達に伝えておく必要があります。説明もなしに「それは違うよ」と言っても子どもは「??」でしかありませんよね。
このようにスモールステップにしてもステップの順番や子ども達と共有することが大切になってくるということですね。
2 まとめ
さて、ここまで「最初が大事!新規利用児の対応」という事で「新規利用児の目標」と「新規利用児の対応」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
新規利用児の目標は事業所に慣れることで、それを初回の個別支援計画に盛り込むこと、また最初は事業所に慣れ居場所を作ることが優先される面もあるが、ルールを守ることは始めていく必要がある事が分かったかと思います。
また、私は過去に「アリとキリギリス?事業所の実態│コラム」や「療育プログラムは誰が作るの?│療育のお仕事」や「「般化」とは何か?学童期までにできること│コラム」や「児発管ってどんなお仕事?│児発管のあるべき姿」や「幼少期に身に付けておきたいこと3選│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。