この記事では「本当に難しい！優しさと甘さの違い」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
１ 本当に難しい！優しさと甘さの違い
この章では「本当に難しい！優しさと甘さの違い」というテーマを「優しさと甘さの違い」と「療育における優しさとは」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 優しさと甘さの違い
皆様の中にも頑張っている子どもにすぐに手を貸したり、全部やってあげたりしている方はいるんじゃないでしょうか？その行為の大半は甘さへと繋がり、極端に言うと子どもの成長の機会を奪ってしまったり、誤学習をしてしまう可能性があります。
では、どこからが「甘え」でどこまでが「優しさ」なのでしょうか。私は自分の考えを押し付けるのではなく、相手によって基準は変わってくると考えています。その子どものできること、その子どもの課題を踏まえた上でどこまでは頑張って貰って、どれくらい手助けをするか決めるということです。
勘の良い方はもうお気付きだと思いますが、つまりそれが「合理的配慮」となるのです。合理的配慮を根本において考えることで見え方が変わってくるのではないでしょうか。
合理的配慮とは障害ある方などが、その人らしく平等に生活できるように配慮することです。
1-2 療育における優しさとは
このテーマについては過去にもいくつも記事を書いていますが、私は基本的には甘えさせることは優しさだとは思っていません。もちろん、年齢や発達の段階で甘えることが必要で、それが成長に繋がることは分かっています。
しかし、療育において甘えさせることは基本的にはイレギュラーなことで「今」しか見てないことが多く、決められたルーティンを外れることになったり、ルールを破ることにも繋がります。逆にダメなものをダメだと伝えたり、許容範囲内で厳しくすることなど、今だけではなくて「将来を見据えた療育」をおこなうことが優しさなのではないでしょうか？療育に携わる皆様には、もう一度考えて欲しいと思います。
私は常々思っているのですが、甘えさせてくれる人は「今」しかいないんです。これから一生横にいて全部やってくれる訳ではありません。
最後までいるのは自分だけなんです。だから自分で出来るようになることが「将来を見据えた療育」だと考えています。
２ まとめ
さて、ここまで「本当に難しい！優しさと甘さの違い」という事で「優しさと甘さの違い」と「療育における優しさとは」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか？
療育における優しさと甘さの違いは「合理的配慮」をベースに考えることが出来ること、また療育における優しさとは「今」だけを見るのではなく「将来を見据えた療育」をおこなうことであることが分かったかと思います。
また、私は過去に「厳しさと優しさと甘さ│コラム」や「本当の愛情！？嫌われ役の思い│コラム」や「日々の積み重ね！嫌なことから逃げない力│コラム」や「優しさが原因の誤学習│コラム」や「厳しさと優しさの関係性│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。
