この記事では「スタッフの意識の低さの改善法」ということで、ヒヤリハットが増えている、何度言っても同じミスを繰り返すなど、スタッフの意識が変わるだけで改善する問題が少しでも解決に向かうことが期待できます。
1 スタッフの意識改革
この章では「スタッフの意識改革」ということで、どのようにすればスタッフの意識を変えられるのか、改善法についてまとめていきたいと思います。
1-1 意識改革の特効薬
この項目では「意識改革の特効薬」をご紹介していきたいのですが、結論から言うと「特効薬」はありません。
意識の低さというのは、たった1回声掛けをしたり、たった1回研修をしただけで改善するような簡単なものではありません。それは生活習慣病と似ていて、その人の性格や癖、考え方が原因になっているからです。
しかし、特効薬がないからと言ってここで諦めてしまっては良い事業所作りに暗雲が立ち込めてしまいます。では、どうすればいいのでしょうか?
次の項目で具体的に見ていきましょう。
簡単に一言で直すような、都合の良い方法はないけど、両者が本気であれば改善することが出来ますね!
1-2 意識の低さの改善法
私は基本的には子どもの支援と同じように考えていて「療育ラボ」の記事を読んでくださっている方は想像が着くかと思います。
ざっくり言うと、
「構造化」→「ABA」→「般化」
と言ったイメージですが、もっと分かりやすく言うと、分かりやすく指示を伝え、行動しやすい環境を作り、褒めて伸ばすイメージで子どもと接し、良い行動を定着させていく、といった流れになります。その場の状況にもよりますが、出来るだけ現場で行動の直後に伝える方が望ましいでしょう。
2 まとめ
さて、ここまで「スタッフの意識の低さの改善法」ということで、改善法についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
特効薬のような都合のいい方法はなくて、じわじわとではあるけど改善していく方法がある事が分かって頂けたと思います。また、その改善方法は私達が日々子ども達のために磨いている療育の技術が役に立ち、好循環を産むこともご理解頂けたのではないかと思います。
突き詰めていくと、スタッフの指導も療育も「人間関係」と言えるわけで、相手の乗せ方やモチベーションアップの方法は似てくるんですね。また事業所だけに関わらず、ご家庭や学校などでも使える場面はあるかもしれません。他人事だと思わずに、是非、実践してみてください。