この記事では「子どもの集中をサポート!環境設定」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 子どもの集中をサポート!環境設定
この章では「子どもの集中をサポート!環境設定」というテーマを「子どもの心理」と「構造化」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 子どもの心理
療育をおこなっていて子どもが集中していない時、いつもと違う行動を取っている時など、子どものせいにして頭ごなしに注意してり、時には怒ってしまったりしていませんか?そんな時は相手の気持ち、つまり子どもの気持ちになって考えてみましょう。
例えば、子どもの目線を追ってみると、興味のあるおもちゃが置いてあったり、他の子ども達が遊んでるのが見えていたりすることがあります。
また、いつもより離席が多い時なども理由を考えずにただ止めるだけだと見えないものもあって、(トイレに行きたくて)トイレの方に行こうとしているだけだったということもあるんです。
子供の集中力はただでさえ短いと言われていますが、療育を必要とする子ども達の中にはその部分が更に未熟な子が多くいます。
療育の時間が適切なのか、適度な休憩をしていたかなど、子どもの立場になって考える必要があります。
1-2 構造化
TEACCHプログラムという言葉を聞いた事があるかと思いますが、TEACCHプログラム自体は自閉症の子どもたちに向けたプログラムですが、構造が自体は療育の有無に関係なくとても生活がしやすくなる考え方なので、是非その考え方は理解して置いて欲しいと思います。
TEACCHプログラムを簡単に説明すると、使用する対象の立場になって環境を整え、使用者が使いやすく生活しやすいのはもちろん、使用者が自分らしく過ごせるようにと街ぐるみで考えられたものです。
前項目の子ども達の心理とこの構造化という考え方を組み合わせて、自事業所を子ども達が自分らしく成長できる場所へと構造化していって欲しいと思います。
TEACCHプログラムについては過去に詳しい記事を書いているので、是非リンクから参考にしてください。
2 まとめ
さて、ここまで「子どもの集中をサポート!環境設定」という事で「子どもの心理」と「構造化」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
療育の際に子ども達が集中出来ない時などに子ども達が何を考えているのか、またどのように子ども達の立場になって考え、自事業所に落とし込んでいくのかのヒントが分かったかと思います。
また、私は過去に「使いやすい!これが構造化│療育プログラム」や「やってみよう!家庭での療育法│療育プログラム」や「子どもを集中させる方法│療育プログラム」や「備品の選び方 ~机とイス~│療育のお仕事」や「座っていられない子どもの「原因」と「改善法」│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。