今回は「コラム」カテゴリのまとめページを作りました。
中でも「コミュニケーション」についての記事を中心に紹介していきます。
1 療育とコミュニケーション
療育とコミュニケーションは現代社会では切っても切れない関係です。それは人は一人で生きているわけでなく、社会の中で人間関係を通して生活しているからです。
そんな「コミュニケーション」と「療育」のキーワードで記事を紹介していきます。
1-1 幼少期に身に付けておきたいこと3選
私が考える「幼少期に身に付けておきたいこと」のうち2つはコミュニケーションに関わることでした。この記事では「なぜそれを身に付けておきたいのか」また「なぜ幼少期(早期療育)なのか」についても書いています。
①幼少期に身に付けておきたいこと
私が考える「幼少期に身に付けておきたいこと」は「座ってられること」「挨拶が出来ること」「愛される人であること」の3つです。学校や就労など子ども達の「将来を見据えた時」この3点は非常に子ども達のためになります。
他の人の学習や作業の邪魔にならないだけでなく、人を気分よくさせたり、場を和ませることは誰にとっても有益であるのは言うまでもないですよね。
②なぜ、早期療育がいいのか
一番の理由に「誤学習を防ぐ」というのがあげられます。不適切な方法でも身についてしまえば修正するのは、本人にも周囲にも大きな負荷を与えます。わざわざ誤学習するまで待たずに、真っ新な状態からスムーズに身に付けていけるのがベストだと思います。
いかがだったでしょうか?
早期に療育をおこない、コミュニケーション能力を磨くことの意味、重要性が分かって頂けたかと思います。
この記事はまとめページなので、ざっくりとしか書いていませんが気になった方や、もう少し詳しく見てみたい方は、下記のリンクからご覧ください。
1-2 必読!!人間関係が難しい人│コミュニケーションの土台3本柱
このブログの愛読者の方から頂いた質問を通して、私が人間関係を考える上で揺るがないものを3つ紹介しています。コミュニケーション術というよりは「考え方」「概念」のようなものだと思います。
それぞれ別のことを言っているようですが、遠いようで近く密接にリンクしています。
①コミュニケーションの土台3本柱
「して欲しいことは自分からする」つまり、相手の立場に立つということです。もしそれが相手の望むことではなかったとしても嫌な気持ちはしないはずです。
「人を変えることはできない」人を自分の都合よく変えたり動かすことは基本的には出来ません。まず自分が変わりましょう。
「人間関係は鏡」こちらが相手を利用しようとするなら、相手にも利用される。類は友を呼ぶという言葉もあるように、似たような人が集まる傾向にもあります。
②理解者を見つける
私が声を大にして言いたいのは「諦めなければ理解者は必ず現れる」ということ。人の出会いにはタイミングもありますし、必要な時にすぐに表れるとは限りません。しかし「今そばに理解者がいないからといって、世界がみんな敵になる」わけではないんです。
「聞いてくれる人も」「分かってくれる人も」「味方も」いるんです。ただ、じっとしていても向こうから気付くのは至難の業です。自分から積極的に「助けて」「聞いて」と言って欲しいです。この一歩が難しいのですが、敢えて言っておきたいです。
「自分が変わるんです」「自分からするんです」「そしたら助けてくれる仲間が集まるんです」大きな勇気をもって、小さな一歩を踏み出して欲しいと思います。
いかがだったでしょうか?
コミュニケーションにおいて重要な「考え方」が分かって頂けたのではないかと思います。
この記事はまとめページなので、ざっくりとしか書いていませんが気になった方や、もう少し詳しく見てみたい方は、下記のリンクからご覧ください。
1-3 子どもの「表現する能力」と「問題行動」の事例│コラム
私が児発管として勤務する中で、実際に相談のあった事例を基にした記事です。子どもが問題行動を起こした場合「誰が悪いの?」という部分に切り込んだ内容となっています。
どうすれば良かったのか、これからの為に何が出来るのかを考えていきたいと思います。
①噛む理由は何か
まずは「原因を究明する」ことが大切になってきます。今回の事例では「みんなで遊んでいる時に、急に他の利用児童の髪を引っ張ろうとした(他害しようした)から抑えた。そしたら噛みつかれたので、びっくりして手を引いてしまった」と言う報告で、大学の先生には「噛まれるような支援をした支援者が悪いと言われた」との事でした。
・子どもを守ったのに支援者が悪い?
・噛むという表現する子どもが悪い?
・問題行動を修正してこなかった保護者が悪い?
・そんなことを言う大学の先生が悪い?
皆さんはどう思うでしょうか?私は「誰も悪くないのではないか」という結論でした。それぞれに落ち度があったり、足りない部分は確かにあるのですが、個々の問題だけではないということに気付いたからです。
②どうすれば良かったのか
「他害をしようとしたので…」に至るまでに、出来ることはなかったのでしょうか?この段階にいってなければ「他害」も「噛むという表現」もしなくて済んだのだと思います。
・運営を見直す必要性(人員配置など)
・情報の共有(他害の有無、頻度など)
・保護者様や関係機関と連携を取る(上手くいっているやり方を取り入れるなど)
・研修で個々のスキルアップ
療育が始まってしまえば、直接子どもに接しているのは指導員なので指導員の責任になりがちですが、その前に出来る準備をしているでしょうか?療育の現場は単純な数字で表せるものでもなければ人数で測ることなんて出来ません。運営側も含めて、一丸となって準備し日々の療育に望んで欲しいと思います。
いかがだったでしょうか?
コミュニケーションをとる上で「噛む」という風な表現しか出来なかった子ども、そこに追い込んだのは大人だったのかもしれない、という問題提起のある記事になっていたかと思います。
この記事はまとめページなので、ざっくりとしか書いていませんが気になった方や、もう少し詳しく見てみたい方は、下記のリンクからご覧ください。
2 まとめ
「コミュニケーション」にスポットを当て、療育を考える上での「コミュニケーション」の重要性、考え方、表現方法を紹介できたかと思います。この記事は各記事の目次を基に構成していますが、この記事だけでは分かり切れない部分はボリューム的にも当然あると思います。せっかく「療育ラボ」に辿り着いたのですから、そこで終わりにしないで、是非リンクから本記事をご覧になってください。
他にも「療育プログラム」「療育のお仕事」「専門用語解説」などの多彩なカテゴリーの記事をご用意しています。まとめ記事もまだまだこれから増やしていく予定ですので、引き続きご愛読宜しくお願い致します。