療育でルールを考える1│療育プログラム

運営者:田中
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「療育プログラム」カテゴリのまとめページを作りました。

 

今回は療育の目的の1つである「ルール」を楽しく身に付けるための「ルールゲーム」を中心に紹介していきます。

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1 ルールゲーム

療育は「子どもの将来を見据えておこなうもの」だと言ってきましたが、つまりは「社会性を身に付ける」「自立に向かう」「ルールを守る」ことだと考えています。

ただ子ども相手に講義をしても伝わらないことも多いでしょう。そのためにプログラムを作り、遊びや活動の中で療育をおこなうということをしています。その中でも、今回は「ルールゲーム」に特化した記事を紹介していきたいと思います。

1-1 ルールゲームとは

ルールゲームとただ言ってもよく分からないと思いますが「ルールゲーム」という「ゲーム」がある訳ではありません。「遊び」をツールとした「SST」だと思ってください。

①ルールゲームの定義

ルールゲームはその名の通り「ルールのある遊び」を指します。そしてそのルールは「ゲーム内のルールだけではない」ということです。

つまり、支援者がルールを設定することによって、どんな遊びでも「ルールゲームになりうる」ということですね。

②対象

指示が入り始めたくらいからが対象となるでしょう。できるか出来ないかは置いておいて「指示の理解」が必要になってきます。

支持の理解がまだ出来てないうちに無理にやらせると、過度なストレスを与えるばかりか「嫌なことだ」と誤学習に繋がる可能性があります。

③ルールゲームのやり方

「テーマ(題材となるゲーム)」と「ゲーム外のルール」を設定します。ゲーム開始前にゲームのルールと合わせて「これはルールゲームですよ」とゲーム外のルール説明もおこなってからゲームを始める。

④ルールゲームのメリット

「楽しく遊んでいる中でSSTの効果が期待できる」また、ゲーム外のルールを設定することにより「クールダウンや切り替えに使える」が最大のメリットかと思います。

私自身も児発管としてプログラムをおこなう際に、ルールゲームをして落ち着いてから帰りの会に向かうといった導線を引いておくことがあります。

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いかがだったでしょうか?
ルールゲームとはなんなのか、ルールゲームのメリットが分かって頂けたと思います。

 

この記事はまとめページなので、ざっくりとしか書いていませんが気になった方や、もう少し詳しく見てみたい方は、下記のリンクからご覧ください。

1-2 徹底解説!カードゲームを療育に!?│療育プログラム

現場で子どもにルールを教えるのは中々難しく、細か説明しても簡単には伝わりきれません。そこで、私が児発管として現場で実践していた「カードゲームを使った療育プログラム」を紹介したいと思います。

安く、簡単に導入できることもあり、子どもにも支援者側にもメリットがあります。

①カードゲーム

「そんなゲームが療育になるの?」と思われるかもしれませんが、大丈夫です。「カードゲーム自体が療育になる」と言うよりは「カードゲームをツールとして、SSTをおこない、ルールを守る事を身につける」という事です。

私が特にお勧めするのが「ポケカ(ポケモンカードゲーム)」です。ポケカを選ぶメリットをいくつかあげておきますと「死ぬという概念がない」「1対1なので順番待ちを作り出せる」「万人受けするキャラクター」「ルールが比較的簡単」「安価で始められる」と、これだけのメリットがあります。

本記事ではもっと詳しい紹介に加えて、ポケカをそのまま購入できるリンクも貼っていますので、参考にしてください。

②ポケカ以外でもいいの?

今はカードゲームもボードゲームも沢山の種類がありますし、倫理的に問題がなければ基本的にはどのカードゲームを使っても大丈夫です。

ポイントとして覚えておいて欲しいのは「SSTのルールを決めておくこと」「SSTのルールを事前に、明確に伝えておくこと」です。ルールを決める考え方として、ここでもやはり「将来を見据える」ことが大切です。

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いかがだったでしょうか?
ルールゲームを始めてみたい方の1つの参考になったのではないでしょうか?本記事では、ポケカ以外の療育に使えるゲームをリンクを貼って紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

この記事はまとめページなので、ざっくりとしか書いていませんが気になった方や、もう少し詳しく見てみたい方は、下記のリンクからご覧ください。

1-3 駄菓子屋さんごっこでお買いもの練習│療育プログラム

私は児発管として働く中で「お金の勉強をさせたい」「お買い物出来るようになって欲しい」というような相談をよく受けます。

そこで、私が現場でも実践しご自宅でも出来るプログラムをご紹介します。

①駄菓子屋さんごっこ

タイトルにもありますが、放デイでは基本毎日おやつを提供していますので、そのおやつを「選択制」「持ち金ないで支払う(実際のお金ではない)」にしてみましょう。

手順としては「おやつに料金別に仕分けする」「擬似のお金を用意する」「開店する」といった流れになります。子ども達の食べる量やおやつ代の兼ね合いでおやつの料金は設定します。また、出来るだけリアルなお金に近いものを使いお釣りなども用意するといいでしょう。

本記事では疑似のお金の購入リンクやもっと細かい説明を入れていますので、そちらも参考にしてください。

②アレンジ

その後の展望として「実際のお店にいく」ことで、リアルなお金のやり取り、計算を体験することに加えて「デリバリーの注文をしてみる」といった、言葉だけで欲しいものを表現し、実際に購入する体験などに繋げることも期待できます。

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いかがだったでしょうか?

「お金のやり取り」「欲しいものを手に入れるための表現」などのトレーニング法がご理解頂けたと思います。

 

これもルールゲームと同じく「社会のルール」を身に付けることが目的となっており、社会生活の1つの疑似体験になっています。

 

この記事はまとめページなので、ざっくりとしか書いていませんが気になった方や、もう少し詳しく見てみたい方は、下記のリンクからご覧ください。

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2 まとめ

「ルールゲーム」「SST」にスポットを当て、なぜ療育をおこなうのか、療育の目的なども考えることが出来たのではないでしょうか?この記事は各記事の目次を基に構成していますが、この記事だけでは分かり切れない部分はボリューム的にも当然あると思います。せっかく「療育ラボ」に辿り着いたのですから、そこで終わりにしないで、是非リンクから本記事をご覧になってください。

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他にも「コラム」「療育のお仕事」「専門用語解説」などの多彩なカテゴリーの記事をご用意しています。まとめ記事もまだまだこれから増やしていく予定ですので、引き続きご愛読宜しくお願い致します。

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