この記事では「誤学習させない!注目行動と本音の見極め」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 誤学習させない!注目行動と本音の見極め
この章では「誤学習させない!注目行動と本音の見極め」というテーマを「注目行動とは」と「対応する方法」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 注目行動とは
子どもの注目行動とは、子どもが他人に「自分を見て欲しい」「かまって欲しい」時などにする行動なのですが、それが良くない方向にいってしまっている時があります。
例えば過去に転んで「痛い」と言った時に大人が集まって「大丈夫?」「泣かなくてエラいね」等と言われた経験から何も無くても「痛い」と言ったり、何もなくても「怖い」と大人の影に隠れたり。子どもにとっては悪いことや間違えたことをしている認識はなく、1つの成長でもあるとも考えることは出来ます。しかし、それは適切なコミュニケーションの方法ではありませんので早いうちに改善していく方が良いでしょう。
ここで注意しなくてはならないのが、その行動の中に本音が混ざっている可能性があるということです。子どもの行動を先入観で決めつけしまっては、子どもを傷付けてしまう可能性がありますね。
次項目では注目行動にどのような対応をしていけばいいのかを考えていきましょう。
1-2 対応する方法
注目行動らしい行動を見た際は行動をよく観察して、注目行動なのか本音なのかを見極める必要があり、その上で注目行動だと判断した場合はどのように対応してら良いのか、それはABAによる消去だと考えています。
ABAについてはここで書いてしまうより、関連記事を参考にして頂いた方が分かりやすいと思いますので、下記の関連記事を参照してください。
ABA(応用行動分析学)を児発管が徹底解説
2 まとめ
さて、ここまで「誤学習させない!注目行動と本音の見極め」という事で「注目行動とは」と「対応する方法」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
注目行動とは大人や周囲の気を引きたくて目立とうとしたり、誤った表現を無意識に使う事であって、その多くは誤学習であること、また対応する際には注目行動だと決めつけないでよく観察して判断し、ABAの消去などを使って対応していくことも必要だというのが分かったかと思います。
また、私は過去に「覚えたい!消去の方法│コラム」や「探して見よう!身近なSST│療育プログラム」や「こだわりを広げてしまう支援は負荷を与えてしまう│コラム」や「療育は習慣にした者勝ち│コラム」や「承認欲求の強い子は伸びが早い!?│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。